新型コロナ下のイベント開催は 横浜・日産スタジアムで技術実証

技術実証が行われた試合の客席。観客のマスク着用率を算出するためのビデオカメラが並び、奥の座席で「ワクチン・検査パッケージ」を利用した観客が観戦する

 サッカーJ1横浜F・マリノスのリーグ戦が行われた日産スタジアム(横浜市港北区)で16日、新型コロナウイルス下の感染対策と日常生活の両立を目指した技術実証が行われた。人工知能(AI)を用いた観客の行動分析のほか、県内の大規模イベントで初めて「ワクチン・検査パッケージ」を活用。上限1万席に加え、ワクチン2回接種済みなどの証明書を提示した観客向けに計6300席を確保し、今後のイベント開催の在り方を模索した。

 パッケージの対象者は新型コロナワクチンの2回目接種から14日間が経過、または試合当日から3日以内に採取した検体でPCR検査を受けて陰性だった人。いずれかの証明書を提示した観客は、受付で目印のリストバンドを受け取り、一般客と同じゲートから入場した。

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