世界の新規造船需要回復 中国企業の受注量は引き続き急増

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世界の新規造船需要回復 中国企業の受注量は引き続き急増

湖南省沅江市の船舶製造工業パークで建造中の船舶。(7月21日撮影、沅江=新華社記者/程済安)

 【新華社北京10月16日】中国造船大手、中国船舶集団の経済研究センターによると、世界の造船市場は今年に入ってから全体的に上向いており、新規造船需要は著しく回復している。英国の海運調査大手、英クラークソンズ・リサーチの統計では、世界350社以上の船会社が今年1~9月に新規発注した船舶は1475隻で、前年同期約3.2倍の9963万1千載貨重量トン(DWT)となった。うち9月の発注(契約ベース)は136隻で、DWTは前月比50.2%増、前年同月比2.3倍だった。短期的に見ると、世界の造船市場は活況を維持している。

 中国船舶工業協会の統計によると、今年1~8月における中国の新規造船受注は比較的高い伸びを維持し、造船完成量と手持ち受注量は前年同期比で増加。1~8月の造船完成量は前年同期比9.0%増の2626万DWT、新規受注は前年同期比3.3倍の4911万DWTとなった。8月末時点の手持ち受注は前年同期比26.0%増、20年末比28.6%増の9147万DWTだった。

 光大証券の王鋭(おう・えい)アナリストは、海運市場の回復や環境保護需要の高まりが船舶の買い替えを加速させていると指摘。複数の要因が重なり、造船業の新たなサイクルが予測より早く到来するとの見通しを示した。

 安信証券の温肇東(おう・ちょうとう)アナリストは、世界の海運市場の回復を背景に、中国船舶集団などの新規造船受注が明らかに増えており、受注増に後押しされ、国内船舶業界の業績が全体的に上向いていると述べた。

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