新垣結衣ドラマ・映画で空白2年間の謎 「逃げ恥」再放送で変わらぬ人気ぶり

ドラマ再放送で人気が再評価されている新垣

2016年の大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)の再放送が好評で、相変わらずの人気ぶりが注目されているガッキーこと新垣結衣(32)。エンディングの“恋ダンス”は新たに撮影したガッキーが登場し、視聴率は4年前の本放送を上回ったというから驚きだ。なのにこの2年間、新作ドラマや映画には全く出演していない。いったいどういうことなのか?

新型コロナウイルス禍で、今年4月クールで開始予定だった多部未華子主演の火曜ドラマ「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)の放送延期の穴を埋める形で「逃げ恥」の再放送が先月19日からスタートした。

すると、4年前の本放送の初回視聴率10・2%を上回る11・0%を記録し“ガッキーパワー”が改めて立証された形だ。その後、16日に放送された第5話でも10・2%を記録し、すべて2ケタを超えている。

再放送にあたっては、エンディングの“恋ダンス”に新垣が新たに撮影したリモートバージョンで登場し、最新の姿が視聴者を沸かせてもいる。 11日に32歳になった新垣の人気のすごさを物語っているが、そうなると視聴者は次の新作が見たくなるもの。ところが、調べてみると、新垣は意外なことに、ここ2年ほどドラマと映画に全く出演していないことが判明した。

ドラマでは2018年10月期の「獣になれない私たち」(日本テレビ系)、映画では18年公開の「コード・ブルー―ドクターヘリ緊急救命―」が最後なのだ。

新垣に何か変化があったのか。関係者によると、実は2年間の空白期間は一種の“充電期間”だという。

「10代後半からブレークして突っ走ってきた。30代を迎えるにあたり、一度ドラマや映画の出演をセーブして、自分を見つめ直そうと事務所サイドと話し合ったようです。でも、メディアでの露出を完全に控えると“休業”などとあらぬ誤解を招きかねない。だから、拘束時間の短いファッション誌の撮影などは今でも受けています」(芸能関係者)

自分の時間を取り戻し“フル充電”できているようだ。

「出演する複数のCMでその姿は見られるものの、ファンはガッキーの演技を渇望しているだけに“復帰”1発目のドラマは、高視聴率が期待できる。すでに民放各局のドラマプロデューサーがキャスティングを検討しています。ガッキー争奪戦の末、来年にも主演ドラマが始まりそうです」(テレビ局関係者)

コロナ禍では、各局とも苦肉の策として、過去の名作ドラマの再放送が話題になっている。

本紙既報通り、出演本数が多い戸田恵梨香(31)は“恵梨香祭り”とネットで話題だ。同時に、今も数字(視聴率)を持っている俳優、女優が再認識されてもいる。

新垣の場合も主役級女優の中でもトップクラスの人気が立証されただけに、争奪戦は激しくなりそうだ。(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)

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