進退「時間ほしい」 覚せい剤所持で起訴の葉山町議

 覚せい剤取締法違反(所持)の罪で起訴され、10日に保釈された葉山町議の細川慎一被告(41)=同町堀内=は14日、町民や町議会関係者らに対し「多大なご迷惑をおかけしておりますことを改めておわび申し上げます」とするコメントを発表した。自身の出処進退については、考える時間がほしいなどとし、明確に示さなかった。

 弁護士を通じて発表したコメントで、細川被告は「町議会議員という立場にありながら、法を犯した自身の行動がただただ恥ずかしく、悔いております」と説明。出処進退については、「早急に皆さまにお伝えすべきところ」とした上で、「今後について考える時間をいま少し頂きたく存じます」とした。

 同被告は2月16日、横浜市中区で覚せい剤を所持したとして県警に現行犯逮捕された。県警の調べに「トップ当選の期待に応えなくてはという重圧を感じ、約1年前から月1回、2カ月前からは週1回ほど使用した」などと供述、9日に使用容疑で追送検された。

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