観桜会「3月開幕を」 理事会で提案方針示す 上越観光コンベンション協会

 上越観光コンベンション協会(山田知治会長)は15日、本年度第3回の理事会を上越観光物産センター(同市藤野新田)で開いた=写真。来年の高田城址公園観桜会について、会期を3月26日から4月10日までの16日間とする案を上越市、上越商工会議所に対して提案する方針を示した。

 観桜会は従来、4月の第1金曜日または土曜日を初日としていたが、令和元年度から3年度までは4月1日に開幕する形を取っていた。3年間試行し見直す方針だったため、同協会案として、3月の最終土曜日に開幕し、週末3回を含める期間を提案する。理由として、桜の開花時期が以前と比べて早まっており、花が散った状態で会期後半を迎えると集客が落ちる傾向にあることを挙げている。

 観桜会は市、商工会議所、同協会の3者で主催し、会期についても3者の協議で決定する。今月から協議を本格化し、できるだけ早い時期に決定したいとしている。また、内容についてはコロナ禍以前の形式で準備し、状況に応じて変更する形をとる見通し。

 理事会では本年度前半の事業実績などを報告。県の消費喚起・需要拡大プロジェクト応援事業の採択を受けたイベントを11月に上越と首都圏で実施することも報告された。

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