熱海盛り土、措置命令を見送り

市と静岡県、土石流の10年前

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静岡県熱海市で発生した大規模土石流の起点=8月(共同通信社ヘリから)

 静岡県熱海市で7月に発生した大規模土石流で、起点となった土地での不適切な盛り土を問題視した市が2011年、県土採取等規制条例に基づく措置命令や停止命令の発令を一度は検討したものの、最終的に見送っていたことが18日、県関係者への取材で分かった。

 発令の相談を受けた県の担当者も当初は「条例による所要の手続きを取るほかない」と賛同していた。行政の判断が妥当だったかどうか検証を迫られる可能性がある。

 市は「担当者が対応できず、詳しいことは分からない」、県は「市の管轄なので、詳細は分からない」としている。