18日(月)朝は、全国的に今季一番の冷え込みとなったが、午後は穏やかに晴れる所が多い見込み。気温はあまり上がらないものの、晴れ間が多くなるため、日なたでは日差しのぬくもりを感じられそうだ。
午後は穏やか
東京都心は18日(月)明け方に気温が9.2℃まで下がり、11月中旬並みの冷え込みとなった。つい先日まで汗ばむくらいだったので、気温変化の大きさに対して戸惑う部分もある。北日本を中心に、午後もこの時季としては気温が低めだが、きょうは各地で日差しがあるため比較的過ごしやすい見込み。夕方以降の気温の下がり方も、前日ほど極端ではなさそうだ。ただ、太平洋側を中心に雲の広がる地域が多く、天気は次第に下り坂に向かう見通し。
19日(火)下り坂
あす19日(火)は湿った空気の影響で、東海は午前中から雨の降る所があり、午後は西・東・北日本の日本海側に雨の範囲が広がる見込み。西日本など午前中晴れている所でも、午後は天気が変わりやく、雷雨となる所があるため注意が必要だ。夜以降は、東京など関東でも雨となりそうだ。朝の気温、日中の気温ともにきょうより高くなる地域が多く、北陸や東海、西日本は日中、20℃を超える所が多い見通し。ただ、西日本は遅い時間ほど、西寄りの風が強まるおそれがある。
20日(水)全国的に強風
20日(水)は、全国的に強風に注意が必要だ。北日本は一時的に冬型の気圧配置が強まり、日本海側は北陸や山陰を含めて天気の崩れる所が多いため、この方面は荒れた天気を想定する必要がある。また、天気が回復する太平洋側でも、北寄りの風の強まる時間がありそうだ。太平洋側の気温は過ごしやすい値だが、風の効果で体感的には低く感じるかもしれない。日本海側は前日より気温が下がるので、気温の変化について行けるよう服装を整えたい。
週後半の傾向
21日(木)は北陸から北で雨の所が多く、北日本は気温が低く北海道で再び雪の混じる所がある見込み。その後は広く晴れ間がある予想だが、週末は関東から西の太平洋側で、やや雲が広がりやすくなりそうだ。気温は平年並みの所が多く、東京は朝は12℃、昼は20℃くらい、大阪は日中の気温が22℃前後で、一年で最も過ごしやすい時季を実感しそうだ。ただし、春季に比べると日没時間が圧倒的に早く、昼の暖かさがすぐに失われてしまう点は大きく異なる。
(気象予報士・高橋和也)