鷹、3選手に戦力外通告 川原&渡邉雄は現役続行希望、17年ドラ1吉住は引退の意向

戦力外通告を受けたソフトバンク・渡邉雄大、川原弘之、吉住晴斗(左から)【写真:福谷佑介】

川原は1軍通算47試合に登板、渡邉雄も今季6試合に登板していた

ソフトバンクは18日、本拠地PayPayドームで川原弘之投手、渡邉雄大投手、育成選手の吉住晴斗投手の3選手に来季の契約を結ばないことを通告した、と発表した。渡邉雄、川原は現役続行を希望。吉住は現役引退の意向を示した。

2009年のドラフト2位で福岡大大濠高からソフトバンクに入団した川原。3年目の2012年に1軍デビューを果たすと、その年の2軍戦では当時の日本人左腕最速となる158キロをマークした。だが、その後は相次ぐ故障に悩まされ、2015年オフに育成契約に。2019年にキャンプ、オープン戦でアピールに成功し、支配下に復帰すると、その年に1軍で19試合、昨季も22試合に登板。今季も3試合に登板し、1軍通算47試合で0勝0敗0セーブ5ホールド、防御率2.88だった。

渡邉雄は26歳だった2017年育成ドラフト6巡目で新潟アルビレックスから入団。3年目の2020年8月に支配下契約を勝ち取って、1軍デビューを果たすも、プロ3度目の登板で左肘の靭帯を損傷。リハビリを経て復帰し、今季はここまで6試合に登板していた。通算では1軍登板9試合、0勝0敗0セーブ1ホールド、防御率3.18だった。

2017年のドラフト1位で鶴岡東高からソフトバンクに入団した吉住だが、1軍登板はないまま、3年目が終わった2020年オフに戦力外に。当初は現役を引退する可能性を示唆していたが、ダルビッシュ有投手からの言葉もあって現役続行を決断。育成選手での再契約を受け入れたものの、支配下復帰は叶わず、2年続けての通告となった。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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