米国・テキサス州ダラスで開催された新日本プロレスの「AUTUMN ATTACK」が16日に配信され、自称IWGP世界ヘビー級王者のウィル・オスプレイがカール・フレドリックスに貫録勝利を収めた。
5月に全治未定の首の負傷により保持していたIWGP世界王座を返上したオスプレイは、8月の米ロサンゼルス大会に登場し復帰宣言。王座返上を不服としており、この日のリングにも自作したIWGP世界ベルトを手に登場した。
マニフェストデスティニー(変型DDT)からスリーパーホールドに捕らえられ窮地に陥ったが、PKをキャッチしカウンターのスパニッシュフライで形勢逆転に成功。オスカッター、チェルシー・グリン(変型エルボー)を決めて一気に攻め立てる。粘るフレドリックスのマニフェストデスティニーを切り返しエルボーを放つと、ヒドゥンブレイド(後頭部へのバックエルボー)で3カウントを奪った。
IWGP世界ベルトにキスをして勝ち誇ったオスプレイは、試合後もフレドリックスにエルボー連打を見舞う。クラーク・コナーズがエキサイトして止めに入ると「お前ら、落ち着け。興奮しているみたいだな。スクリーンに注目してくれ」とニヤリ。場内のビジョンで「LA DOJO」のTJPがユナイテッドエンパイアの新メンバーとなることが告知され、TJPがコナーズをKOした。
さらにオスプレイはベルトでフレドリックスを殴打するなどやりたい放題。一方で連合帝国入りを果たしたTJPは「昔のLA DOJOはこんなに弱くなかった。ユナイテッドエンパイアは新メンバーを探していた、オスプレイは強い奴らと同盟を組むことを約束してくれた」と主張していた。