楽天ドラ6西垣が30回連続無失点 早大・小宮山監督「プロに出しても恥ずかしくない」

明大戦に先発した早大・西垣雅矢【写真:小林靖】

明大相手に8安打11Kで完封勝利「フォークが良かった」

東京六大学秋季リーグが18日、神宮球場で行われ、第1試合で早大が3-0で明大に勝利した。11日の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」で楽天から6位指名を受けた早大・西垣雅矢投手(4年)が9回142球を投げて8安打11奪三振。今季2度目となる完封勝利を挙げた。「全体的にいえばフォーク。要所でいえば真っすぐが良かった」と振り返った。

7回までに10奪三振の快投。9回には連打で無死一、二塁のピンチを招くも、後続のバッターを空振り三振、遊ゴロ、捕飛に打ち取り、試合を締めた。「ある程度思ったところにボールをコントロールできていた。しっかり相手バッターを見ながら投げることができました」と頷いた。

西垣は3日の東大2回戦で5安打完封勝利。13日の法大戦ではチームが引き分けたため勝ち負けは付かなかったものの、9回3安打完封。16日の明大1回戦でもリリーフで1イニングを無失点に抑えていた。この日の投球で、9月19日の立大1回戦の6回から30イニング連続無失点となった。

小宮山悟監督は「オープン戦でいい形で投げ続けていた。ここまで点を取られずに投げれるとは思わなかった。プロに出しても恥ずかしくないレベルのピッチャーにはなったと思っています」と右腕の好投に胸を張った。(上野明洸 / Akihiro Ueno)

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