スーパーラグビー史上初の1試合5トライ決めたNZ選手が交通事故死

ニュージーランド(NZ)出身でスーパーラグビー(SR)チーフスのWTBショーン・ワイヌイ(25)が18日、交通事故で死亡したことが分かった。

複数のメディアによると、ワイヌイはこの日、NZ北島のタウランガ近郊のオマナウで運転中に木に激突。警察が事故により1人が死亡したことを発表し、NZラグビー(統括団体)がワイヌイであることを確認したという。

2018年からチーフスでプレーしたワイヌイは人気選手の1人で、今年6月のワラターズ戦ではSR史上初となる1試合5トライを決めた。また、代表としては15年からNZの先住民族マオリで結成される「マオリ・オールブラックス」で活動。今後も活躍が期待されていた25歳の訃報には衝撃が広がっている。

豪メディアのブリスベン・タイムズは「NZラグビーの〝スター〟ショーン・ワイヌイが自動車事故で死亡」、ヤフースポーツ・オーストラリアは「ショーン・ワイヌイの死に揺れる」などと報じた。

チーフスの公式ツイッターは「NZで最も高い『トタラの木』の1本が倒れた」と、ワイヌイを現地で耐久性に優れた木にたとえて悲しみを表現。また、オールブラックスも公式ツイッターで「私たちは心が痛んでいる。ショーン、あなたはインスピレーションに優れていた。決して忘れません」と追悼コメントを投稿した。

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