【インディー・ロック期待の星】サム・フェンダーの2ndアルバムが、2作連続全英1位獲得

Photo: Jack Whitefield

2021年10月8日にリリースされたサム・フェンダー(Sam Fender)のセカンド・アルバム『Seventeen Going Under』が、全英チャートで初登場1位を獲得し、自身2作目の全英No.1アルバムとなった。

アルバム『Seventeen Going Under』は、同週TOP10入りした他の作品を合計した売上を上回り、2021年度としては5番目に大きい初週セールス4万4,000枚を記録。うちフィジカルの販売数が79%を占めている今作は、アナログ盤のアルバム・チャートでも首位を獲得した他、独立系レコード店でも同週発売された新譜の中で最大の売り上げとなっている。

また、新作の売り上げは、2019年に発売され同じく全英1位を獲得したデビュー・アルバム『Hypersonic Missiles』の初週セールス4万1,000枚を超えている。このデビュー作も新作の話題に引っ張られるように最新の全英チャートに返り咲き、39位まで上昇している。

サム・フェンダーは、このニュースを受けて、全英チャートを集計するオフィシャル・チャート・カンパニーにこう喜びを語った。

「これは本当にすごいことです。もちろん興奮しています。僕のバンドとチームに大きな愛を捧げます。彼らの存在なくして成し遂げることはできませんでした」

英ガーディアン紙は、現在のサム・フェンダーについて次のように評している。

「このノース・シールズ出身のソングライターは、かつての大雑把な政治的表現に代わって、熱を帯びながらも、目を見張るほど暗く個人的な作品を発表し、インディー・ロック界でその存在を際立たせている」

ニュー・アルバムの発売に先立ち、2022年の3月から4月にかけてイギリス各地のアリーナを巡る“過去最大規模のツアー”を行うことを発表していたサム・フェンダーは、先週、4月2日のウェンブリー・アリーナでの2日目の公演と、4月6日の地元ニューカッスルでの2日目の公演という追加日程を発表。また、今年12月には、イギリス国内の独立系レコード店と提携した小規模なリリース記念ツアーを行う予定で、すでにチケットは完売している。

サム・フェンダーの2022年のツアー日程は以下の通り。

3月20日 ノッティンガム、Nottingham Motorpoint Arena
3月21日 リヴァプール、M&S Bank Arena
3月24日 ダブリン、3Arena
3月26日 グラスゴー、Ovo Hydro Arena
3月27日バーミンガム、Utilita Arena
3月30日 ブライトン、Brighton Centre
4月1日ロンドン、SSE Arena Wembley
4月2日 ロンドン、SSE Arena Wembley ※追加公演
4月5日 ニューカッスル、Utilita Arena
4月6日 ニューカッスル、Utilita Arena ※追加公演
6月6日 マンチェスター、Castlefield Bowl

Written By Emma Wilkes

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サム・フェンダー『Seventeen Going Under』
2021年10月8日発売

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