蓮舫氏 岸田首相は自民党を変えられないと断言「われわれは戦いやすくなった」

JR戸田公園駅で街頭演説を行った蓮舫氏(東スポWeb)

立憲民主党の蓮舫代表代行(53)は18日、埼玉県のJR戸田公園駅西口で、衆院選候補者の応援を行った。

蓮舫氏は、岸田文雄首相(64)が2019年の参院選で自民党本部から河井克行元法相夫妻側に渡った1億5000万円について「買収事件の原資にならなかった」とした党の見解に関し「総裁として了としている」と再調査に否定的な考えを示し、ガッカリしたという。

「岸田さんにまじめな人です。自民党を変えられたら(選挙で)負けちゃう。ところが自民党は、上の人(安倍晋三元首相)の話を聞けば聞くほど、総理が言ったことを上書きしていく。岸田さんじゃ、自民党を変えられない。われわれは戦いやすくなった」

安倍内閣、菅内閣の新型コロナウイルス感染拡大阻止をめぐる対策については「やっちゃいけないことは、やっちゃいけなかった」と話しこう厳しく批判した。

「さいたるものが〝アベノマスク〟です。安倍さんは私に予算委で『蓮舫さん、布マスクだから洗ってまた使えますよ』と答弁しました。誰も使っていなかった。これに400億円をかけるんだったら、(コロナ禍で)学校に行けなくなった子供の面倒を見て、会社を休めず、不安定雇用となった人たちのための休業補償に税金を使う方が、よっぽど意味がある分配です」

立民は公示に直前に行われた世論調査で、支持率でまだまだ政府・自民党に大きな差がつけられている。選挙戦で巻き返せるか。

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