体操の世界選手権が18日、北九州市立総合体育館で開幕し、女子予選が行われた。
個人総合で出場する東京五輪代表の畠田瞳(21=セントラルスポーツ)は4種目合計53・798点をマークし、演技終了時点で暫定3位。試合後は「昨日の練習がひどく調子が悪くて、不安を抱えたまま臨んだけど、その割には自分の中で最低限の演技ができたと思います」と及第点を与えた。
今大会はエース・村上茉愛(日体クラブ)がケガのため2種目の出場。畠田はただ一人、個人総合に臨むことになった。その思いを問われると「やっぱり村上選手と一緒に(個人総合に)出たかった思いがあった」と本音をのぞかせた上で「自国開催なのに、決勝の時に日本人が誰もいなかったらどうしよう…っていうプレッシャーがすごくあったんですけど、期待に応えるような演技ができて良かったなと思います」と話した。
村上は今大会を最後に引退を示唆。それだけにエースとしての自覚も芽生えている。
「これから村上選手が抜けてしまい、自分が次のエースになるためには個人総合で海外選手と戦わなければいけない。今まで先輩方に支えてもらった分、次は自分が後輩たちを引っ張らなければいけないと思う。自分がキャプテンになって、こういうプレッシャーにも対応しないといけないので、いい練習になっていると思います」
個人総合の決勝(21日)は、2024年パリ大会に向けた新たな一歩となる。