人気映画監督の知られざる過去 人気コメディ番組出演で抜け毛「驚くほどまとまって」

映画監督のロン・ハワード(67)は「ハッピーデイズ」で感じた不安から抜け毛が始まったことを明かしている。1970年代に人気を博した同コメディ番組でリッチー・カニンガムを演じたロンは、ヘンリー・ウィンクラー演じるフォンジーが自身の役に影を落としていることにストレスを感じるようになり、髪が「驚くほどまとまって抜ける」のに気づいたという。

弟クリントとの共著である回顧録「ザ・ボーイズ: ア・メモワール・オブ・ハリウッド・アンド・ファミリー」には「最大のストレス要因はフォンジーだった。ヘンリーじゃなくてフォンジーだったのだ。シーズンが進むにつれて、フォンジーの出番がどんどん長くなっていることに気づかずにはいられなかった。ストレスをうまく処理できなかった。心理療法士に診てもらったほうがよかったのかもしれない。そうしないで、すべてを心の中にしまっておいた。そして体中に湿疹ができ始め、特にまぶたの発疹がひどくて。髪も薄くなってきていた。どちらの親の家系の男性たちを見ても、避けられないことだとわかっていたが、その当時驚くほどまとまって症状が出始めていた」と綴られている。

ロンは、作家、監督、プロデューサーとしてのキャリアに専念するために1980年に同ドラマを去り「シンデレラマン」、「ダ・ヴィンチ・コード」、「フロスト×ニクソン」 など、数々の賞を受賞した映画製作者としてのキャリアを築いた。

そんなロンは同書のために「ハッピーデイズ 」に出演していた頃のことを打ち明けるのは「難しかった」ことも認めている。

ロンは、エンターテイメント・ウィークリーに「振り返るのが難しいことがいくつかあったよ。『ハッピーデイズ 』の頃に私が抱いていた落ち着かない感情について、少しだけ話したことがある。でも、本に書いたような方法でそれを掘り下げたことはなかったんだ。また当時、それがどれほど感情的なものだったのか、そしてそれが私にとってどれほど重要だったのかは分かっていた。しかし、今になって全体像を見てみると、それは私の成長の一部にすぎなかったことも分かったよ」と語った。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社