【新日本・G1】ザックはタンガに痛恨3敗目…初の決勝逃し「全員食中毒か下痢で苦しめばいい」

ザック(下)は土壇場で優勝決定戦を逃してしまった(東スポWeb)

新日本プロレス18日横浜大会「G1クライマックス」Aブロック公式戦で、ザック・セイバーJr.(34)がタンガ・ロア(38)に痛恨の3敗目を喫し、優勝決定戦(21日、日本武道館)進出の可能性が消滅した。

最終公式戦を前に鷹木信悟、飯伏幸太、KENTAの3人と勝ち点12で並んでいた。自身が勝利した上でKENTAが引き分け以下に終われば突破が決まるため、タンガ戦の必勝が義務付けられていた。

変幻自在の関節技に加え、オクトパスホールドをフェイントにしたカナディアンデストロイヤーを発射。さらにはパワーファイターと打撃で渡り合うなど、オールラウンダーぶりをいかんとなく発揮したザックは持てるすべてを使って勝ち点2を狙っていく。ところが回転足折り固めで丸め込んだところを切り返されると、逆にタンガの巨体で押さえ込まれてしまう。意表を突かれたザックは返すことができず、3カウントを奪われてしまった。

無念の敗退となったザックは「あともう一歩だったのにこれで決勝進出はなくなった。むかつくから残りの出場全選手が食中毒か下痢にでもなって苦しめばいい」と、英国紳士らしからぬとんだ捨てゼリフを吐いた。

それでも「俺はIWGP世界ヘビー級王者(鷹木)から公式戦で勝っている。つまりベルト挑戦は保証されてるってことだ。俺があの宝を取れば最終的には万々歳だ。この結果はキツいが、次のチャンスがある」と最後は前を向いていた。

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