〈上越市長選〉立候補予定2氏と質疑応答 政策比較し厳しい指摘も 政策討論会

 上越市長選(24日告示、31日投開票)の立候補予定者を招いての公開政策討論会が17日、同市本町6の町家交流館高田小町で開かれた。中川幹太氏(46)と野澤朗氏(64)が出席し、自身の政策公約について説明するとともに、来場者の質問に答えた。

市長選の立候補予定者2氏の政策公約に対し、活発に意見・質問が飛んだ

 「上越市長選挙における投票率向上実行委員会」(町凌介代表)の主催。今回の前段に当たる若手有権者対象の勉強会を9月26日に開き、2氏が公表した政策を比較・検討してきた。

 町代表(31)は開会で「上越市長選挙は過去3回、投票率が7割を切っている。3割以上の人が投票を放棄している」と問題提起しつつ、「きょうはざっくばらんに(2氏に)お話しいただきたいし、(参加者らに)どんどん質問していただきたい」と呼び掛けた。

 政策討論会は「財政」「子育て・教育」「防災・公共交通」「独自政策」のテーマごとに2氏がそれぞれの考えを述べた上で、それに対する討論、参加者による質問を実施。9月の勉強会で生じた疑問や、フリーテーマでの質疑応答も行われた。

 参加者たちは活発に挙手し、政策公約に対する率直な疑問や意見をぶつけた。時には厳しい指摘も出た中で、2氏は一つ一つに対し丁寧に答えた。

 参加者の一人で、IT関連の仕事をしているという会社員男性(36)は「直接お話を聞けて公約への理解が深まり、投票の参考になった。またこういう機会があれば、参加してみたい」と話した。

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