広島 際どいプレーに泣く…阪神・板山の “スレスレキャッチ” でリクエスト実らず併殺打

リプレー検証を要求した広島・佐々岡監督だが…(東スポWeb)

際どいプレーに泣かされた。広島は18日、阪神戦(甲子園)で1―2と惜敗。3位・巨人とのゲーム差は3に広がり、逆転CS進出に暗雲が垂れ込めた。

「運」も味方しなかった。2点を追う8回に代打・長野の中前適時打で1点を返し、なおも無死一塁から代打・会沢が痛烈なライナー性の打球を左翼前方へ。これを相手の左翼手・板山が打球を地面スレスレでキャッチし、一塁代走の大盛も飛び出していたため、ダブルプレーで二死となった。

すぐさまベンチの佐々岡監督はリクエストを要求したものの、覆らず判定通りに併殺打。この回は2番手・岩崎から代わりはなに連打を浴びせ、ようやく反撃を開始したタイミングだっただけに、カープにとっては無念のジャッジとなってしまった。

試合後の佐々岡真司監督(54)は8回にリクエストを要求したシーンについて「あそこの(大盛の)判断は難しい判断だったと思うし、主審に言ったのは〝ジャッジが遅いんじゃないの〟と。ジャッジが遅いから一塁にも帰れないし、ボールが地面に着いているように見えた」とコメント。

その後も「リクエストが覆ることはないし、(一、二塁で)次の攻撃ができなかったのはしょうがないけど…。大事な場面だった。ジャッジの遅さで帰れなかったというのは伝えました」とも続けていた。

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