阪神・佐藤輝が約2か月ぶり長打「久しぶりの快音うれしかった」

3回、久しぶりに長打を放った阪神・佐藤輝(東スポWeb)

阪神・佐藤輝明内野手(22)が18日の広島戦(甲子園)に「7番・右翼」として先発出場。3回の第1打席で、右中間を割る二塁打をマークした。8月19日のDeNA戦(横浜)で本塁打を打って以来、約2か月ぶりの長打となった。

先頭打者として打席に入った3回、カウント1―0から相手先発・九里の投じた2球目を強振すると、鋭いライナー性の打球は右中間の長打コースへ。相手守備陣が打球処理にもたつく間に、佐藤輝は俊足を飛ばし三塁を陥れた(記録は二塁打と右翼・鈴木の失策)。

次打者・坂本の中犠飛で先制のホームを踏んだ佐藤輝は「きょうはいいスイングができたと思う(甲子園での快音も)久しぶりだったのでうれしかったです」と試合後は表情をやわらげた。

第2打席は、4回二死満塁の場面で回ってきたが空振り三振。7回無死一、二塁の第3打席で代打・島田を送られお役御免となった背番号8は「準備の仕方やベンチでの役割など、いろいろと学ぶことも多い。残り試合は少ないが1打席、1打席に集中して、目の前の試合を戦い抜きたい」と語る。まずは一歩ずつ、復調への足掛かりを確実につかみたい。

© 株式会社東京スポーツ新聞社