広島・九里13勝ならず…11奪三振の力投も援護なく8敗目「本当に悔しい」

7回途中で無念の降板となった広島・九里(東スポWeb)

力投も実らなかった。広島・九里亜蓮投手(30)が18日の阪神戦(甲子園)に先発登板し、6回2/3を121球、6安打1四球2失点、11奪三振。クオリティスタートの内容で試合を作ったが、打線の援護に恵まれずチームは1―2で敗れ、自身も今季8敗目を喫した。

3回に坂本、7回に糸井とそれぞれ犠飛を浴びて失点したが、2回以降は毎回奪三振で猛虎打線をねじ伏せる場面も髄所で光った。試合後は「チームが勝てなかったのが悔しいし、先に点を与えてしまったところもそういうものにつながっていると思う。本当に悔しい」と振り返った。

リーグ単独トップの13勝目は手にできず、タイトル争いから抜け出せなかった。それでも右腕は「それは後から付いてくると思うし、本当にまずは…」と口にし「マウンド上で自分の投球をしっかりしていくことが最優先だと思うので、またしっかり準備して自分の投球ができるようにしていきたい」と続けた。

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