2018年にバルセロナからヴィッセル神戸に移籍した元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ。
『ESPN』のインタビューで様々な話題について語った。その一部を抜粋してみる。
アンドレス・イニエスタ
「(今のバルサをどう定義する?)
元バルサ選手として、分析することは難しい。外にいると、現実とはかけ離れたことをよく耳にするからね。
自分が内部にいるなら、もっと理にかなった話ができるはずさ」
「(あなたはバルサが困難な時にデビューしましたが、危機にあってもドアは常に開いていますよね。若手やファンに一言いうなら?)
確かに自分が出てきた時はネガティブな状況だった、彼ら(カンテラ上がりの若手)にはチャンスを掴めと言うよ。
彼らは監督から信頼を得ていることを知っているし、僕らは(クーマン)監督が彼らを信頼していることを評価しなければいけない。
彼らに持っているものを発揮させてあげよう。彼らはピッチ上で敬意と継続性を得ることができる。
ただ、17~18歳の選手が現時点での解決策にならなければいけないと考えるべきではない。彼らが成長を続けられるようにチームと一緒にいさせる。
彼らに責任を押し付けてはいけない。そうではなく、彼らが少しずつ中心的な役割を担い、チーム内で重要な存在だと感じられるようになるべきだ」
「(ピッチ上でのメッシはどんな存在だった?)
彼は成功を保証してくれる存在。あるいは、成功に近づけてくれる存在。
全ての試合で違いを生み出す。僕にとっては、彼がナンバーワンさ」
「(そのメッシの退団にどう反応した?)
驚いたよ、バルサにいて欲しかったからね。違うユニフォームを着る彼を見るのは変な感じだった。
でも、そういうことも時に起きるし、それ以降は誰もが自分の道を歩むことになる」
「(FIFAが2年ごとのW杯開催を望んでいることを理解できる?)
イエスでもノーでもないね。W杯は最大のイベントだけど、2年か4年かでどんな問題が出てくるのか分からない。
EUROもどうなるか分からないので、見守りたい」
「(まだプレーしたことがないスタジアムはある?)
幸運にも僕は世界中の最高のチームの最高のスタジアムでプレーしてきた。
どれが欠けているかは言えないよ。イングランド、イタリア、ブラジル、日本でもプレーした。
幸いにもこれだけ多くの試合にプレーしていれば、ほぼ全てのスタジアムを制覇しているよ」
「(ピッチ上で『これは監督だ』と感じたチームメイトは誰?)
最近だと、すでに監督になっているチャビだね。ハビエル・マスケラーノもそうだ。
代表で一緒だったフェルナンド・トーレス、シャビ・アロンソもね。他にも大勢いるよ」
「(子供の頃のアイドルは誰?)
ラウドルップとグアルディオラ」
「(5対5で戦うなら自分以外にだれを選ぶ?)
ブスケツ、チャビ、レオ(メッシ)、GKは…ビクトル(バルデス)」
Jリーグでもプレーしたトーレスはすでに指導者の道を歩み始めているが、イニエスタから見ても監督の才能があるようだ。
また、子供の頃のアイドルとして名前を上げたひとりは、かつてバルサやレアル・マドリー、そして、ヴィッセル神戸でもプレーした元デンマーク代表ミカエル・ラウドルップ。
【動画】イニエスタも惚れる!天才ラウドルップ、レアルをボコった衝撃シュート
イニエスタは最高の4人を選ぶという企画でもMF部門でラウドルップを指名している。