【動画】FIA-F3シーズンを振り返る岩佐歩夢「最初は予選もひどかったし、まだ学習中」

 初めてFIA-F3の2021年シーズンを終えた岩佐歩夢が、所属チームであるハイテックGPのYouTubeに登場。担当エンジニアのフィン・マクファーソンとともに、チームからの質問に答える形でシーズンを振り返った。

 昨年フランスF4でチャンピオンを獲得した岩佐歩夢は、今季FIA-F3にステップアップ。参戦初年度を1勝、ランキング12位で終えた。

 岩佐自身による今シーズンの評価は「10点満点中の6点か5.5点。最初は予選もひどかったし、まだ学習中だよ」と納得がいっていない様子だ。初優勝を果たした第4戦ハンガリーのレース1についても「あのときはペースが悪かった」とストイックに分析。マクファーソンは「自分に厳しいんだね」と慰めるが、別の質問ではそのマクファーソンから「49ポイントは十分ではないね」、「ランキング12位は低すぎる」と厳しい一言が飛び出し、岩佐は悲しげな表情に。

『無線で嘘をついたことがある?』という質問には、「ペースが良くないときも『悪くないよ』と言うね」とマクファーソン。さらに、セットアップを変更したと言いながら実際には何もしていなかったという衝撃の事実を告白。しかし、そのとき岩佐は「マシンが良くなった」と語り、実際にタイムも良くなっていたという。ときには嘘をついてでもドライバーのモチベーションを上げるのがエンジニアの仕事だ。

 岩佐はカルボナーラ、マクファーソンはお好み焼きと、お互いの好きな食べ物も知り尽くす2人の関係性はかなり良好な様子。ラストでは岩佐が「今までで最高のエンジニアだよ」と語り、動画を締めくくった。

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