定食たべて「子ども食堂」支援 週1回、10円上乗せ 栃木県JA会館の管理組合

子ども食堂への寄付が始まる県JA会館の職員食堂=宇都宮市

 県JA会館(宇都宮市平出工業団地)の運営を担うJAビル管理組合(理事長・菊地秀俊(きくちひでとし)JA栃木中央会長)は18日までに、ビル内の職員食堂の定食料金に週1回、10円を上乗せし、その全額を「子ども食堂」に寄付していくことを決めた。早ければ11月にもスタートする。同組合は継続的に寄付できるスキームとして一般の事業所にも広がるよう働き掛けていく。

 同組合によると、JAが社会貢献の観点から地域の子ども食堂にコメ、野菜などの食材を寄付提供する活動を続けている。ただ食肉や鮮魚などは直接提供しにくく、子ども食堂側はこうした不足分の食材を購入している。購入資金は善意の寄付で賄われるが、寄付はスポット的で、継続した資金調達が課題という。

職員食堂で子ども食堂への寄付が始まる県JA会館=宇都宮市

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