【新日本】Aブロック最終戦で鷹木が裕二郎に足を引っ張られ、ザックはタンガ・ロアに敗れ脱落<G1 CLIMAX31>10.18 横浜武道館大会

新日本プロレスは10月18日(月)、神奈川・横浜武道館で『G1 CLIMAX 31』の第17戦を開催。

今大会ではAブロック公式戦最終4試合を含む、全5試合が行われた。

G1 CLIMAX 31
日時:2021年10月18日(月) 17:00開場 18:30開始
会場:神奈川・横浜武道館
観衆:874人

Aブロック突破への望みをつないだのは4名。

IWGP世界ヘビー王者の鷹木信悟は高橋裕二郎と対戦。

ザック・セイバーJr.はタンガ・ロアとの対戦。

メインイベントでは可能性を残した飯伏幸太とKENTAの直接対決が行われた。

各試合結果とバックステージコメントは下記の通り

<全試合結果&試合後バックステージコメント全文掲載>

▼第1試合 30分1本勝負
✖小島聡 vs グレート-O-カーン〇
10分25秒 エリミネーター→片エビ固め

■試合後バックステージコメント

小島「(※後頭部を押さえながらインタビュースペースに現れ、しばらく息を整えて)2021年、オレの中での『G1 CLIMAX』は、2戦2敗で終わった。ただ、誰もケガしちゃいけないし、ケガした人間に対して『これで出れるからラッキー』とかそんなこと思っちゃいけないし、いろんなことを考えながら、また内藤の代役させてもらった。いろんな考えがある中で、オレは考えがある中で、オレはあのグレート・オーカーンと真っ向勝負できたことを誇りに思ってるよ。フラフラだけど。飯伏幸太もそう、グレート・オーカーンもそう。今、きっと肉体的にも、精神的にも絶好調な時だと思う。だけど、だけど、オレはそこに負けない、プロレスラーとしての、プロレスラーとしての生き方、それは必ず、いろんな人に伝えていけると思ってるから。それが、どんな年齢になったって、どんなキャリアになったって、プロレスラーとしての生き方は、ずっと同じだよ。これからまた、こんな時があればいつでも試合できるだけのものを、オレは持ってるよ」

オーカーン「『ゼンパイア』『何がしたいかわからない』『ヤングライオンにしか勝てない』『広報』『色物』『しょっぱい』『口先だけ』。今宵は、新日本プロレスで初めて処刑を行ってちょうど丸1年。最近、これらの褒め言葉が、聞こえねぇぞ!? 『色物』と呼ばれたグレート-O-カーンは何も変わっておらんというのに。まぁただ、唯一、変えてやったよ……貴様らの見る目を。ほんの少しの引き出しでな。いいか、全てにおいてだ。始める前は否定される。始めれば否定され、途中で辞めれば馬鹿にされる。報われるには報われるまで続けるしかない。いいか、悪りぃが、2年目、こっから先は一方通行だ。グレート-O-カーンという色物が、そういう存在を報わせるための、綺麗な一本道だ。よく覚えとけ!」

▼第2試合 30分1本勝負『G1 CLIMAX 31』Aブロック公式戦
✖石井智宏(5勝4敗=10点) vs 矢野通〇(5勝4敗=10点)
11分08秒 逆さ押さえ込み

■試合後バックステージコメント

矢野「(※バックステージに来るなり倒れ込むと)何だあれ……、何だあれ……。仲間で良かった。仲間で良かった。石と戦ってるみたい。いや、岩と。いや、大岩。いや、岩石、岩石と。いや、隕石だ隕石ー! 隕石と戦ってるようだった。痛えー。仲間で良かった」

※石井はノーコメント

次ページ、G1 CLIMAX 31 Aブロック突破をかけた鷹木信悟、ザック・セイバーJr.の試合へ

▼第3試合 30分1本勝負『G1 CLIMAX 31』Aブロック公式戦
△鷹木信悟(6勝2敗=13点) vs 高橋裕二郎△(2勝6敗1分=5点)
13分36秒 両者リングアウト

■試合後バックステージコメント

※裕二郎はインタビュースペースの床に座り込むと、PIETERも横に寄り添うように座る。

裕二郎「PIETERちゃん、鷹木の野郎はよぉ、悔しがってたか?」

PIETER「バンバンってしてた!」

裕二郎「どこを?」

PIETER「んもう~、マット!」

裕二郎「マットをバンバンしたの?」

PIETER「マットをバンバンして悔しがってたの!」

裕二郎「オレはよぉ、PIETERちゃんのお尻をバンバンしたいけどな」

PIETER「もう~!」

裕二郎「OK! PIETERちゃん、今日のオレの仕事は終わったよ。これ、マジ! そういえばよぉ、PIETERちゃんも、『これ、マジ!』って言ってみる? PIETERちゃん、またオレと入場して、ダンスを踊ってくれる?」

PIETER「えぇ~、(※ポーズを取って)これ、マジ!」

裕二郎「OK! グッジョブ、PIETER!」

鷹木「言葉が出ないね。言葉が出ない。まさに言葉の通り、足を引っ張られたよ。横浜で裕二郎は、鬼門だな。オレにとっては鬼門だな。横浜で裕二郎とは、二度とやりたくねぇよ。チクショー!」

▼第4試合 30分1本勝負『G1 CLIMAX 31』Aブロック公式戦
✖ザック・セイバーJr.(6勝3敗=12点) vs タンガ・ロア〇(3勝6敗=6点)
17分31秒 エビ固め

■試合後バックステージコメント

ロア「この業界では、どう始めるかよりも、どう終わるかが何より大事だ。その意味で今日のオレの『G1』公式最終戦、有終の美で終えることができて何よりだ。オレを出場選手の1人に選んでくれたニュージャパンに心から感謝してる。この『G1』でたくさんの素晴らしいレスラーたちと1対1で競い合うことができ、本当に光栄に思っている。これでもう残念ながらザックの優勝決定戦進出の可能性はなくなった。ザック、自分で招いた結果だぞ。オレを責めても無駄だ。今日気持ちの強さでオレがおまえを上回っていたってことだ。ニュージャパン、そしてBULLET CLUBのファミリー、ありがとう。またな」

ザック「”IT’S ALL GONE PETE TONG”!(『フランキー・ワイルドの素晴らしき世界』(原題:It’s All Gone Pete Tong)あともう一歩だったのに、オレの決勝戦進出はこれでなくなった! どうせここにいるおまえらはバックステージで椅子を投げたり叫んで暴れ回るオレを期待していたんだろうが、今日は取り乱さないぞ。こんな結果になってしまったのも全てヨコハマという場所のせいだ。もし例年通りブドーカンでやってたら、オレは間違いなく勝ってた。オレはブドーカンでは負けたことがない。去年までの『G1』最終公式戦でナイトーとKENTAから勝ってるんだ。最終公式戦で負けることなんて滅多になかった。タンガ・ロアの野郎…GORILLA BOLLOCKS…今年はずっとあいつ相手に手こずらされてきた。もちろん手強い一戦になるって初めから予想してたけど、頭脳戦もできる奴だったとはな。正直驚いたよ。しかも押さえ込みで負けたっていう事実は受け止め難い。それにあいつの全体重をかけられて頭に響いた。(※日本語で)タンガ、イイネ。バカなパートナー(タマ)とは違って頭がキレる野郎だ。最悪な結果だ。でもあいつだってひどい状況にいるしな…ハイ、ナイトー! オレもだけどおまえもハナから優勝決定戦には進めない。おまえの点数は0だからな! (※スペイン語で) BIEN. HOLA NAITO(グッド、ハイ、ナイトー)もう優勝決定戦には進めない。ムカつくから残りの出場選手全員が食中毒か下痢にでもなって苦しめばいい。

でも一つ忘れてはいけないのは、オレはIWGP世界ヘビー級王者から勝ってる!! カンパイ! (水を一口飲んで)つまりベルトの挑戦は保証されてるってことだ。オレがあの宝を獲れば、最終的には万々歳だ。この結果はキツいけど、次のチャンスがある」

▼第5試合 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 31』Aブロック公式戦
〇飯伏幸太(7勝2敗=14点)vs KENTA✖(6勝3敗=12点)
26分16秒 カミゴェ→片エビ固め

メインイベント飯伏幸太vsKENTAの試合詳細とバックステージコメントはこちらの記事を参照

(写真提供:新日本プロレス)

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