阪神 大阪梅田駅 新1番線10/30供用開始、東西地下道と北側へ移動 拡幅

現在の駅空間を北側に拡大させ、ホーム2面を拡幅。可動式ホーム柵の設置やバリアフリー化を図る、阪神電鉄 大阪梅田駅改良工事。

阪神電気鉄道は、2015年3月から着手した大阪梅田駅改良工事の進捗にあわせ、10月30日から、現在の1番線降車ホームの北側に構築していた新1番線の供用を開始する。

現在の1番線は、既存躯体の改築や可動式ホーム柵の整備などを行うため、一時的に閉鎖する。

また、新1番線の供用開始にあわせて、ホームからの転落事故等の防止策として、国・大阪府・大阪市の補助を得て整備している新1番線ホームの可動式ホーム柵も供用を開始する。

新1番線供用開始前後と、改良工事完了後の構内イメージは次のとおり。

新1番線供用開始前(10月29日(金)まで)

新1番線供用開始後(10月30日(土)から)

改良工事完了後(2024年春ごろ予定)

阪神電鉄と阪急電鉄は、「梅田1丁目1番地計画」として、大阪神ビルディング(阪神百貨店梅田本店)などの建替、周辺公共施設の整備を進めている。

梅田駅北側(地下1階)では、前述の阪神大坂梅田駅 新1番線の直上に構築中の東西地下道(都市計画道路大阪駅前1号線)の拡幅整備に着手している。

今回は、この拡幅整備を機に、同地下道の直下(地下2階)にも構造物を一体的に構築し、駅空間を拡大することで、ホーム拡幅を行い、あわせて可動式ホーム柵の設置、西改札口側のバリアフリー化等の整備を図ることにした。

工事は、2024年春ごろの完成に向けて進められている。

梅田駅は、1905(明治38)年4月 阪神電気鉄道の駅として開業。

大阪側の終点は出入橋駅で、1906(明治39)年に出入橋〜梅田を単線で営業を開始。1914(大正3)年には出入橋〜梅田が複線専用軌道化した。

1939(昭和14)年には梅田駅の地下化が完了し、梅田駅の位置となり、現在に至っている。

画像:阪神電鉄
記事:鉄道チャンネル(https://tetsudo-ch.com/

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