籠池諄子氏が資金難乗り越え第一声 昭恵夫人からもらった100万円ネタに冗舌

ダブルマイクで訴える籠池諄子氏(東スポWeb)

衆院選(31日投開票)が19日、公示され、無所属で大阪5区に立候補した籠池諄子氏(64)が、大阪市のJR塚本駅前で第一声を上げた。

塚本は諄子氏の父・森友寛氏が塚本幼稚園を創立した場所で、諄子氏が生まれ育った思い出の地。森友裁判での出廷の際など、節目節目でまとってきた勝負カラーの赤のタスキ、赤のシューズ姿でマイクを握ると、「私の内なる神様が使命を与えて下さった。内なる神様の声を聴きながら進みたい」と声を上げた。

公約には「森友問題の真相究明」「司法改革」「カジノ・大阪万博反対」「消費税ゼロ」「学校教育の自由化」「ストーカーいじめ行為の犯罪究明」「大阪市の財源は大阪府ではなく大阪市に使う」の7つを掲げ、「限られた命、ホンネで行きたい。頑張って2週間乗り切りたい」と意気込んだ。

選挙戦を前に資金難を訴えていたが、供託金の問題も前日にクリア。「100万円いただいたのになと思って」と、安倍昭恵夫人から受け取ったとされる100万円を供託金に使えば、資金集めに苦労しなかったと笑い飛ばす余裕も見せた。

おしどり夫婦で知られる諄子氏だが、夫の泰典氏は、諄子氏が主張しきれなかった部分を代弁。選挙カーのハンドルも自ら握るなど、公言していた通りの「手作りの選挙態勢」でバックアップ。第一声を終えた心境を問われると、「天高く 第一声ぞ 回天す」と締めくくった。

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