【フィギュア】紀平梨花が右足首ケガでスケートカナダ欠場 オーサー氏「無理をせず」と指示

紀平梨花(東スポWeb)

日本スケート連盟は19日、フィギュアスケートの全日本女王・紀平梨花(19=トヨタ自動車)がグランプリ(GP)シリーズ第2戦のスケートカナダ(29日開幕、バンクーバー)を「右足関節骨軟骨損傷」により欠場すると発表した。

現在、カナダ・トロントを練習拠点にしている紀平。今季はスケートカナダに照準を合わせて調整を行ってきたが、右足首の状態を考慮して苦渋の決断を下した。紀平はスケート連盟を通して「いつも応援してくださりありがとうございます。今年7月より痛めていた『右足首の骨軟骨損傷』が完治に至っておらず、スケートカナダへの出場を断念することに致しました。今後の試合に向けて治療、リハビリに専念致します」とコメントした。

関係者によると、今回の欠場は北京五輪を見据えたもので、コーチのブライアン・オーサー氏は「今は梨花に無理をさせず、完全に回復するのを待ってほしい」と指示したという。所属事務所のIMGは「選手、コーチともにオリンピックで良い演技ができるように、そのためにもGPシリーズスケートカナダに無理をして出場し、症状を悪化させることは回避したいとの意向です」と説明している。

紀平は今季から五輪2連覇の羽生結弦(ANA)のコーチとして知られるオーサー氏が率いる「チーム・ブライアン・オーサー」に師事。北京五輪のテスト大会「アジアンオープントロフィー」を欠場。今後はGPシリーズ第4戦のNHK杯(11月12日開幕、東京)へ出場する予定だ。

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