れいわ・山本太郎氏 自民党の権力への執念に「私はそれをリスペクトします」

第一声後に取材に応じた山本太郎氏(東スポWeb)

19日に公示となった衆院選(31日投開票)でれいわ新選組の山本太郎代表(46)が第一声後に報道陣の取材に応じた。

選挙戦の意気込みを問われた山本氏は、「棄民政治との対峙。上級国民のみの政治を切り捨てる選挙です。裏づけのある経済政策を訴えていきたい」と語気を強めた。

れいわは野党共闘によって多くの候補者を選挙区から取り下げていた。そこまでする野党共闘のメリットは何か。「個別の政党にとって議席を増やしやすいというメリットはない。それなのになぜやるか。早く消費税を減税したいから。まずは5%に下げるメリットの方に乗った」

一方、自民党は選挙を前に総理総裁を交代させている。山本氏はそこまでして権力維持にこだわる自民党をこう評価した。
「自民党の何がすごいかっていうと権力だけは手放さないという気迫。下野したときの自民党を覚えていますか。ヤカラですよ。チンピラのレベルにまで落ち込んで『なんや、この傷は!』みたいなこと言い続けていた。それはあくまでも権力への執念。権力を持っていなければ自分たちのやりたいことが進められないよねってこと。私はそれをリスペクトします」

山本氏は野党に対しても「本気出せよ」と叱咤し、「その先頭に立ちたい」と強調した。

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