【大相撲】霧馬山が九州場所へ意欲 白鵬引退に「ちゃんと頑張りたい」

稽古で汗を流す霧馬山(中)

大相撲の幕内霧馬山(25=陸奥)が19日、東京・墨田区の部屋で稽古を行った。四股やテッポウなどの基礎運動のほか、部屋の若い衆を相手に相撲を19番取って汗を流した。

9月の秋場所は幕内上位で9勝6敗と勝ち越しに成功。大関貴景勝(常盤山)、大関正代(時津風)を撃破するなど、存在感を示した。九州場所(11月14日初日、福岡国際センター)では新三役の可能性もある成長株は「自信になった? まあそうですね。そんなに勝てるとは思わなかったんで。やっぱり場所前に稽古をちゃんとやって、稽古も一日も休まないぐらいに毎日やっていた。それが本場所に出てきたのがあった」と手応えを口にした。

部屋付きの鶴竜親方(元横綱)は3月、元横綱白鵬の間垣親方は秋場所後に現役を引退。モンゴルの大先輩が次々と土俵を去った。次世代を担う力士として期待がかかる霧馬山は「やっぱり、自分のことをちゃんと頑張っていけばいいと思います」と表情を引き締めた。

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