欠場続くセルヒオラモスを巡ってPSGで内紛ぼっ発

大歓声でPSGに迎えられたセルヒオラモスだが…(ロイター)

フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)で〝内紛〟がぼっ発した。

スペインメディア「ミオトラリーガ」はPSGのチーム内が深刻な危機にあると報道。その原因は、今夏に鳴り物入りで移籍しながらいまだにプレーできていないスペイン代表DFセルヒオラモス(35)だ。

ふくらはぎなどを痛めているため入団以来、いまだにピッチに立てていないセルヒオラモス。今後の復帰のめども立っていない。

そうした中で「ピッチ上で姿さえ見られないセルヒオラモスが、パリで爆発した紛争の主人公だ。1月に彼を追い出すように、ケライフィ会長に対して要請する選手がチーム内に何人かいる」と同メディア。年俸1200万ユーロ(約16億円)という破格の待遇で迎えられながらまったく働いていないセルヒオラモスに対して数人の選手が不満を爆発させ、クラブのトップに冬の移籍市場での放出を要求する動きが出てきているのだ。

「彼がマドリードで抱えていた身体的な問題や高い年齢が、彼の加入に抗議する主な理由だ。彼らはセルヒオラモスに腹を立てており、彼をチームから捨ててほしいと思っている」と指摘。フランス紙「パリジャン」では、内紛を起こした選手の実名について「DFプレスネル・キンペンベ、DFマルキーニョス、MFティロ・ケーラー、DFアブドゥ・ディアロなどがセルヒオラモスに腹を立てている」としている。

「セルヒオラモスが今すぐプレーを開始するか、そうでなければ彼を手放すように圧力をかけている。プレーヤーの大規模なグループは彼の放出を要求する。そのためチームはこれまで以上に熱くなり、悪化する可能性がある」と今後の対応次第では内紛が広がり、チーム崩壊の危機を招きかねない。

アルゼンチン代表FWリオネル・メッシら超大型補強が話題を集めたPSGだが、まさかの内紛ぼっ発で大ピンチとなりそうだ。

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