松坂大輔「ファンの皆さんの拍手に感動」 最速118キロで四球も万感ラスト登板

引退登板に臨んだ西武・松坂大輔【写真:荒川祐史】

横浜高後輩の近藤に全5球の直球勝負で四球

■西武 ー 日本ハム(19日・メットライフ)

西武の松坂大輔投手が19日、本拠地メットライフドームで行われた日本ハム戦で引退登板を終えた。先発としてマウンドに上がり、横浜高の後輩にあたる日本ハム・近藤に対して全5球の勝負。最後はカウント3-1からの116キロが外れて四球だった。

松坂は降板後、球団を通じて「最初、グラウンドに出た瞬間のファンの皆さんの拍手に感動しました。正直、プロのマウンドに立っていい状態ではなかったですが、最後の相手になってくれた、北海道日本ハムファイターズの皆さん、打席に立ってくれた近藤選手、そして今日球場までお越しいただいたファンの皆さん、球場には来れなくてもテレビなどで応援してくれたファンの方々に感謝しています」と思いを述べた。

昨年、首の痛みと右手のしびれに襲われ、脊椎内視鏡手術を受けたものの、症状に目立った改善は見られていない。満身創痍の中だったが、「平成の怪物」は最後に魂を込めた5球を投じ、マウンド上では最後まで笑顔を見せていた。(Full-Count編集部)

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