ACLで韓国サポによる前代未聞の〝葬式横断幕〟が大問題に

全北(ロイター)

アジアチャンピオンズリーグ(ACL)で韓国サポータ―が掲げた〝葬式横断幕〟が大問題に発展している。

問題がぼっ発したのは準々決勝で韓国対決となった全北―蔚山の一戦。全北は2―3で敗れたが、そこで事件が起きた。韓国メディア「スポータルコリア」は「全北ファンがとても理解できない度を超えた行為を見せた。金相植(キム・サンシク)監督の名前の横に〝謹弔〟と入れた横断幕を掲げ、抗議と批判のレベルを超えるフレーズだった」と報じた。

韓国では葬儀の際に入口などに「謹弔」と書いた提灯をつるす習慣があるが、金監督を批判するために一部サポーターが故人扱いする侮辱的な横断幕を作製したのだ。

「ファンが試合後に、全北クラブハウス付近にあった横断幕の写真を掲載した。そこには『金監督、これが全北のサッカーか』というフレーズが書かれていた。金相植監督の名前の横には謹弔の言葉があった。これは人が死んだ時に使われる言葉で、抗議の次元を超えた行為だ。果たして誰がこのフレーズを見て共感できるのか」と指摘。とんでもない〝暴言〟で、韓国サッカー界で大騒動になっている。

全北関係者は「その横断幕については知っている」としたが「クラブハウスの正門に部外者が来れば警備室で確認するが、試合の夜に部外者は来なかった。人影が少ないクラブハウスの後方から回ったのではないか」と犯人や掲示されたタイミングなど詳細は把握できていない。

韓国サッカー界で発生した前代未聞の屈辱的な横断幕事件。早急な解決が求められそうだ。

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