世界が騒然! 人気ラッパーのカニエ・ウェストが「Ye」に改名がした理由は…複数説浮上

カニエ・ウェスト(ロイター)

米人気ラッパーで〝お騒がせ男〟のカニエ・ウェスト(44)が、本名を2文字の「Ye(イェ)」に変えて、世界中の話題になっている。

複数の米メディアが18日に報じたところによると、カニエは8月に、自分の名前を2文字の「Ye」に短縮することを、ロサンゼルス裁判所に申請。これが認められたのだという。

プロデューサーとして音楽キャリアをスタートさせた「Ye」は、ラッパーとしての評価はいまひとつながら、その天才的な音楽センスで数々のヒット曲を生み出してきた。一方で、希代のトラブルメーカーとしても有名。昨年は米大統領選に立候補し、最近はキム・カーダシアンとの離婚騒動で世間をにぎわせた。今回の改名に関しては、日本でもツイッターで一時は「カニエ・ウェスト」がトレンドワードに入ったほどだ。

「Kanye」の末尾にある「Ye」はもともとカニエの愛称だったが、ではなぜ唐突に改名したのか? なんでまた「Ye」なのか? 「個人的な理由」とされ、その詳細は明らかになっていない。ただ、米人気ヒップホップサイト「XXL」によれば、2018年6月に「Ye」と題したアルバムをリリース。その際に出演したラジオ番組で「『Ye』は聖書でよく使われる言葉で、『あなた』を意味する」と宗教的な意味があると説明していたという。

一方で、「Ye」は長い間、カナダの超人気ラッパー、ドレイクとビーフ(ケンカ)を続けており、8月にはドレイクからリリックで「カニエはもう変わらないぜ」などとディスられた。それを受けた「Ye」は、ドレイクの自宅住所をSNSで公開するというまさかの〝報復〟に出て話題になった。そうした中で改名を申請していたことから「変わらないと言われたドレイクへの腹いせ?」との声もあった。

また、改名の申請が行われたのは新アルバム「Donda」の発表を延期し、大規模なリスニングパーティーを開催するなど、新アルバムのプロモーションに励んでいた時期だったことから、単なる「Donda」の宣伝で話題づくりだったと見る向きも…。

その新作「Donda」は当然のように、ビルボードのアルバムチャートで初登場1位を獲得している。果たして「Ye」となった真相は――。

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