自民党・青山繁晴氏が大阪で応援演説 衆院選の争点は皇室?「女系天皇は間違っている」の主張

大阪では名が売れている青山繁晴氏(東スポWeb)

自民党の青山繁晴参院議員(69)が19日、大阪4区から出馬した中山泰秀氏(51)の応援に駆けつけた。

議員になる前、関西テレビの報道番組にたびたび出演していた青山氏は、「皆さ~ん。ご無沙汰でございま~す」と大阪の有権者にあいさつ。

中山氏が防衛副大臣として、自衛隊の新型コロナウイルスワクチン大規模接種センターを大阪にも設営するよう尽力したことや、自民党の外交部会長として、二階俊博前幹事長らの圧力に屈することなく、中国の習近平国家主席の国賓来日の中止を求めたと絶賛し、「国会議員とは自分のためじゃなく、人のために死ねる人。自民党でその覚悟を感じられる人のひとりが中山泰秀さんなんですよ」と熱く訴えた。

止まらない青山氏は、秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんとの結婚で注目を集めている皇室の在り方についても切り込んだ。

先日、行われた自民党総裁選の際、青山氏らでつくる「日本の尊厳と国益を護る会」が全候補者に「天皇陛下の存在をどう守るか」と質問状を出したことを振り返り、「女系天皇は、結婚なさったお相手が中国の方だったら、中国の家系に王朝が移ってしまう。小泉(純一郎)総理は女系天皇を認めようとしたが、はっきり言って間違っている。その考えは自民党の中に脈々と残っている。われわれが目指すのは自民党の中でタブーになっていることをむき出しにして議論することだ。総裁選で女系天皇容認のはずの河野太郎さんまで女性天皇は考えていないと言ったのだから、すぐにでも踏み出すべき」と党内の女系天皇容認派を容赦なく切って捨て、皇室の在り方の議論を進めるべきとの考えを示した。

青山氏の舌鋒の鋭さに中山氏は「青山先生はもう1回、テレビに出てもらったらいいんじゃないか」と舌を巻いていた。

同区は中山氏のほかに、日本維新の会の美延映夫氏、立憲民主党の吉田治氏、共産党のの清水忠史氏が立候補している。

© 株式会社東京スポーツ新聞社