オリックスが２５年ぶりの悲願に望みをつなげた。１９日の楽天戦（京セラ）は１―２で迎えた５回、二死から紅林、若月、宗の集中打で逆転し、６―３と勝利。ロッテのマジック６は変わらないが、土壇場で再び首位に浮上した。ラスト３試合に向け、中嶋監督は「全員でやり抜くしかない。１つのプレーに全員で集中してやりたい」と力を込めた。
先発の田嶋が５回を６安打２失点に抑え、自己最多を更新する８勝目をマーク。紅林、若月とともにお立ち台に上がった左腕は「序盤はリズムが作れず、野手に助けてもらいました。慎重に行き過ぎたけど、いい経験だし、次に生かせると思う」と振り返り「勝ち星を重ねられたのも声援あってのこと。試合の途中でもファンのみなさんに大きな拍手をもらい、背中を押してもらってる。リリーフのみなさんに抑えてもらい、みんなに勝たせてもらってる」と感謝の言葉を並べた。
８番に座って４打数２安打２打点の紅林は「めっちゃうれしいです！」を連発して場内をなごませた。
