“雨柳さん”の本領! 阪神・青柳7回零封で目標の13勝「全部勝つという気持ちで戦う」

5回、島田のヒットで生還する阪神・青柳(東スポWeb)

阪神は19日のヤクルト戦(甲子園)に11―0で大勝。絶対に負けられない首位攻防の2連戦の初戦を制し、奇跡の逆転優勝へ望みをつないだ。

先発・青柳晃洋投手(27)が7回3安打無失点の力投で13勝目をマーク。シーズン最終盤でハーラー単独トップに立ち、最多勝のタイトル獲得へ大きく前進した。

冷たいが雨が降る甲子園球場のマウンドで〝雨柳さん〟が気迫のこもった122球でヤクルト打線を抑え込んだ。初回にいきなり一死満塁の大ピンチを背負ったが、サンタナを6―4―3の併殺で窮地を脱出すると、その後は尻上がりに調子を上げて零封勝利。「優勝するためには絶対勝たなければならない試合なので、『絶対勝つ』という気持ちでマウンドに上がりました」とお立ち台の上から、虎党たちへ力強く心境を語った。

長らく目標として掲げてきたシーズン13勝に到達。「監督にもずっと『シーズン13勝する』と言ってきたので、やっと目標を達成することができた」とした右腕。最多勝のタイトル獲得も現実味を帯びてきたが「僕の成績よりも、僕たちは優勝を目指しているので。勝つこと。明日も全部勝つという気持ちで戦っていきたい」と逆転リーグ制覇への意気込みを強調した。

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