阪神・島田 1番抜擢で4安打3打点の大暴れ「絶対にやってやると、いつも以上に思えていた」

圧勝を演出した阪神・島田(東スポWeb)

ラッキーボーイ誕生の予感だ。阪神・島田海吏外野手(25)が19日のヤクルト戦(甲子園)に「1番・右翼」として先発出場し、5打数4安打3打点。自身初の猛打賞をマークし、11―0の大勝劇に大きく貢献した。

〝リベンジ〟を胸に首位攻防の一戦に臨んだ。前日18日の広島戦(甲子園)。無死一、二塁のピンチで佐藤輝の代打として打席に入るも、ベンチからの犠打のサインを遂行できず、見逃し三振で凡退。悔しい失敗を犯した翌日のスタメン起用に燃えた。「マイナスな気持ちには全然なっていなかった。『絶対にやってやる』といつも以上に思えていたので、それが良かった」(島田)。

起用に応えてくれた孝行息子の活躍を「『取り返してこい』という思い出で使ったところ、こういう結果を見せてくれた」矢野監督も称賛。ヤクルトとのゲーム差は1・5にまで縮まったが、依然チームの置かれた状況は厳しい。奇跡の逆転優勝へ〝幸運の子〟がミラクルを演出できるか――。

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