巨人・杉内俊哉二軍投手コーチが19日に引退登板に臨んだ〝ライバル〟松坂大輔投手へ、「ありがとう」と感謝のメッセージを送った。
鹿児島実業高のエースだった杉内コーチは横浜高・松坂と高校時代から評価を二分した黄金世代を代表する投手だった。プロ入り後もダイエー、ソフトバンクの主力左腕として同世代の和田とともに西武・松坂と相対した。
普段クールな杉内コーチはなかなか湿っぽいことは言わないが、この日は「僕たち同級生を引っ張ってくれて感謝の気持ちでいっぱいです。彼が居たからこそレベルアップできました。本当にお疲れ様でした。そしてありがとう」と心からのメッセージを発した。
選手としての晩年は互いに大きな故障に苦しんだ。痛みを知る黄金世代の両雄が、第二の野球人生でしのぎを削るところも見てみたい。