イカゲーム続編 舞台は「あの島」にしてほしいとの声も

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早くも続編予想で盛り上がっているイカゲーム

【ネタバレあり】続編予想で盛り上がる

大ヒット「イカゲーム」 考察シーズン2はいつ完成?の続き。

(本ドラマは、残虐な場面が多く、子供への影響を心配する声や大人でも拒否反応を起こす人が続出しているため、視聴には注意いただきたい)

 メンコマンは、地下鉄の駅でカネに行き詰まった人とメンコをして、オジンオ(イカ)ゲームに誘う役割だ。人気のイケメン俳優のコン・ユが扮している。

 彼はどうやって路頭に迷いかけている人を見つけるのか。もともと何をしていたのか。これを展開していけば、おもしろいドラマになりそうだ。

 ネタバレにつながってしまいそうなので、ドラマを見ていない人は、ここからは読まないでほしいが、6つのゲームを勝ち抜いて巨額な報奨金を手にした主人公ソン・キフン(イ・ジョンジェ)のその後も気になる。間違いなく続編の中核となるだろう。

 ドラマ最後の部分でフロントマンとの電話で話したあと、娘がいる米国行きの飛行機に乗る予定をキャンセルして、何か決意した表情で引き返していく。彼は何をしようとしているのか。

 ソン・キフンは、警官ジュンホと協力し、ゲーム主催者側と戦うことになるとの観測も飛び交っている。また、コン・ユが、このゲームを考え出したオ・イルナム(オ・ヨンス)の息子であることがわかるとの予想も一部で盛り上がっている。

ゲームの舞台は「竹島」にしてほしい?

 シーズン2の舞台について、日本と韓国で所有権を巡る紛争が起きている竹島(韓国名・独島)にしてほしいという声があるとYTNは伝えている。

 世界市場を狙うエンタメ作品に、政治的論争を引き起こすような要素を持ち込むとは考えにくいが、気になる点ではある。

 ファン監督は、オジンオゲームの脚本を2008年にほぼ完成させていたが、なかなか投資を受けられず、実現までに約10年かかったと明らかにしている。今回の大ヒットで、撮影費用は簡単に確保できるだろう。

 しかし、大ヒットしただけにプレッシャーも相当なものだ。Y焦点の中でファン監督は、「期待がとても大きいので、個人的にとても大きい負担になっている」と吐露している。また、「完成度を落とさないため、続編を急いで出すべきではない」との助言も受けているという。

 続編でも新たなゲームを行うとすると、個性あふれる出演者を多数探す必要がある。出演者のほとんどが、シーズン1でサバイバルゲームに負けて、死んでしまっているからだ。

 脚本を固め、数多くの出演者をキャスティングし、撮影を行うには数年かかるかもしれない。当分は、シーズン1を繰り返し見て、楽しむしかなさそうだ。

  オジンオゲームは、2021年9月17日に全世界で公開(邦題は直訳されたイカゲーム)。公開17日間で全世界1億1100万世帯が視聴し、ネットフリックス史上最大のヒット作となった。

 

五味 洋治(ごみ ようじ)

1958年長野県生まれ。83年東京新聞(中日新聞東京本社)入社、政治部などを経て97年、韓国延世大学語学留学。99~2002年ソウル支局、03~06年中国総局勤務。08~09年、フルブライト交換留学生として米ジョージタウン大に客員研究員として在籍。現在、論説委員。著書に『朝鮮戦争は、なぜ終わらないか』(創元社、2017年)、『金正恩 狂気と孤独の独裁者のすべて』(文藝春秋、2018年)、『新型コロナ感染爆発と隠された中国の罪』(宝島社、2020年・高橋洋一らと共著)など、近著『金正恩が表舞台から消える日:北朝鮮 水面下の権力闘争』(平凡社、2021年)。