女芸人トリオ「3時のヒロイン」と「ぼる塾」が〝食い合わない〟ワケ

ぼる塾(左から)きりやはるか、田辺智加、あんり

「3時のヒロイン」と「ぼる塾」が刺激し合っている。

リーダーの福田麻紀(33)、ゆめっち(26)、かなで(29)の3人で組む「3時のヒロイン」は、2019年の女芸人No.1決定戦「THE W」で優勝した実力派。

一方の「ぼる塾」はもともと、きりやはるか(26)とあんり(27)が組む「しんぼる」と、田辺智加(38)と酒寄希望(33)が組む「猫塾」が合体したユニット。だが酒寄が産休・育休に入ったことをきっかけに、19年12月から「ぼる塾」として3人で活動している。

「3時のヒロイン」が「THE W」で優勝したのと「ぼる塾」が活動を開始した時期がほぼ同じため、何かと比較されることが多いが、ともに勢いは衰えることなく活躍し続けている。

ぼる塾が躍進した要因が、スイーツの女王・田辺のブレークだ。田辺が紹介したスイーツが飛ぶように売れるため、「田辺売れ」という言葉まで生まれた。「当初は毒舌のあんりが中心だったが、今は田辺に出演オファーが増えている」(制作スタッフ)。

ぼる塾は19日、田辺の初の著書となる「あんた、食べてみな! ぼる塾田辺のスイーツ天国」発売記念オンラインイベントを開催。引っ張りダコとなっている現状について田辺は「(番組で)スイーツのコーナーを持たせていただいたり、共演者の方々にスイーツのことで声を掛けられることが多くなりました。そこから仲良くなることが多い」と明かした。

さらに「好きなことについて語ると、昔からマシンガンのようにしゃべってしまう癖があった。私は変わってないけど、そこに気付いて面白いと思ってくれる方が増えたと感じます」と話した。

前出スタッフは「実力派の『3時のヒロイン』と、情報番組で活躍する『ぼる塾』。2組の持ち味が違うから、お互いに仕事を食い合うことはない。2組とも売れているのはそのためでしょう」(前出のスタッフ)

2組の活躍は今後も続きそうだ。

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