神奈川スポーツ賞に11人2団体 東京五輪メダリストら受賞

ソフトボール・山田恵里さん

 神奈川のスポーツの発展に功績のあった個人、団体に贈られる第70回神奈川スポーツ賞(県、神奈川新聞社主催)が19日、発表された。東京五輪、パラリンピックが開催された2021年度の今回はオリンピック、パラリンピック賞を含めて11人2団体が選ばれた。

 スポーツ賞は、競泳の小方颯さんと、桐蔭学園高校ラグビー部、東海大相模高校野球部が受賞。小方さんは、今夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)で男子個人メドレーの200メートルと400メートルを19年の前回大会に続いて制し、2種目連覇を果たした。桐蔭学園高は昨年12月から今年1月にかけての全国大会で2連覇を達成、東海大相模高は今春の選抜大会で10年ぶり3度目の優勝を飾った。

 五輪で活躍した選手を対象とするスポーツ賞・オリンピック賞は6人のメダリストが輝いた。ソフトボールで頂点に立った山田恵里さん、清原奈侑さん、柔道男子60キロ級を制した高藤直寿さん、バスケットボール女子2位の宮沢夕貴さん、競泳男子200メートルバタフライ2位の本多灯さん、サーフィン女子3位の都筑有夢路さんが選出された。

 スポーツ賞・パラリンピック賞は4人。車いすバスケットボールで銀メダルを獲得した古沢拓也さん、他はいずれも銅メダルのゴールボール女子の欠端瑛子さん、卓球女子シングルスの伊藤槙紀さん、トライアスロン男子の米岡聡さんが受賞した。

 贈呈式は神奈川文化賞受賞者とともに、文化の日の11月3日に関係者のみで行われる。

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