首相「復興重視」を踏襲 宮城と福島で遊説

© 株式会社河北新報社

候補者の応援に訪れ、通行人と拳を合わせる岸田総裁=19日午後0時30分ごろ、仙台市青葉区

 衆院選(31日投開票)が公示された19日、岸田文雄首相(自民党総裁)は福島、宮城両県を遊説した。福島市で第一声を上げ、「『東日本の復興なくして日本の再生なし』と心に刻み、国の未来を切り開く」と訴えた。
 東日本大震災以降の2012年、14年、17年の衆院選は、いずれも当時の首相が福島県内を第一声の場所に選んで復興重視の姿勢を打ち出しており、今回もその慣例が踏襲された形だ。
 岸田氏は午前10時20分ごろ、福島市の土湯温泉街に到着。「福島はインフラの復興は進んだが(東京電力福島第1原発の)廃炉や処理水の問題、被災者の心のケアなど、まだ取り組むべきことがある」と述べた。
 午後は仙台市青葉区のアエル前で公認候補2人と並んで演説。「地方を成長の大きな核とし、その果実を一人一人の所得として分配する」と強調した。
 岸田氏は秋田県も訪問予定だったが、同日午前の北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、取りやめた。