きょうから衆院選の期日前投票 入場券未配でも身分証提示でOK

 19日に公示された衆院選の期日前投票が20日から始まる。31日の投票日当日に投票所へ行けない有権者も、期日前投票で事前に投票できる。 一方、岸田文雄首相が選挙日程を表明して公示までの期間が短かったことから、投票所の入場券が全ての有権者に届いていない自治体が沖縄県内にある。名護市は印刷などに時間を要し、有権者の手元に届くのは遅くて28日ごろまでかかるという。入場券がなくても保険証や運転免許証などの身分証があれば投票できることから、各地の選挙管理委員会が周知を呼び掛ける。

 那覇市は今月14日に入場券を発送したが、配達完了は22日となる見込み。本紙の取材によると、県内11市のうち沖縄、宜野湾、浦添、糸満、石垣の各市も22日ごろまでかかる見通し。

 期日前投票は30日まで。主に県内の各市町村庁舎で実施され、期間中に投票所を増設する自治体もある。投票時間は原則午前8時半から午後8時までで、一部で期間や時間が異なる。

 県内で設置される期日前投票所は計61カ所で、前回より6カ所多い。

 那覇市は20日から市役所本庁舎が会場となり、25日以降は首里支所と真和志庁舎(午前9時~午後6時)、サンエー那覇メインプレイス、イオン那覇店(午前10時~午後8時)でも受け付ける。

© 株式会社琉球新報社