感染症対策で中国製医療機器の輸出が大幅増―中国メディア

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「医療機器青書:中国医療機器業界発展報告(2021年)」が15日に北京で発表された。それによると、中国医療機器業界は新型コロナウイルス感染症対策で大いに力を発揮し、医療機器とりわけ感染症対策に利用される医療機器の輸出が大幅に増加したという。中国新聞社が伝えた。

中国が2017年に初めて同青書を発表してから今回で5回目になる。中国医療機器業界の発展の現状と細分化された一部の分野について総括し、業界のこれからの発展方向についての見方を打ち出したものだ。

同青書によると、2020年末現在、中国国家薬品監督管理局と関連の省レベル薬品監督管理当局は新型コロナウイルス検出試薬54種類の緊急使用を審査・承認し、1日あたり生産能力は2400万人分を超えた。また、医療用防護服の登録証423件の緊急使用を審査・承認して日産能力は最大で295万セットに達し、サージカルマスクの登録証308件の緊急使用も審査・承認して日産能力は最大2114万枚に達した。

また、人工呼吸器、体温計、注射・注液用の器具など新型コロナ感染症患者の救命・治療に必要な機器の緊急使用を審査・承認した。中国の感染症対策用品の安全性、有効性、生産と供給を保証する能力が検証されている。同青書は、「医療機器業界は新型コロナ対策で大いに力を発揮し、他では代替不可能な重要な役割を果たした」との見方を示した。

同青書の指摘によると、20年の中国医療機器の輸出が大幅増加し、中でも感染症対策のための医療機器の輸出が大幅増加し、関係国・地域や世界の感染症対策の取り組みを支援したという。

中国医薬保健品輸出入商会のまとめた統計では、20年の中国医療機器(防疫物資を含む)輸出入貿易額は1037億2000万ドルに達し、うち輸出額は前年同期比72.59%増の732億400万ドルだった。20年の中国の輸出商品のうち、防疫物資の輸出額は4385億元に上り、うちマスクは2242億枚輸出され、中国を除く世界の1人につき40枚近くを提供した計算になる。

同青書の説明によると、中国はマスクだけでなく医療用防護服23億1000万着、医療用ゴーグル2億8900万個、人工呼吸器27万1000台、新型コロナウイルス検出試薬10億8000万人分も輸出した。防疫と直接関連する製品では、赤外線体温計、診断薬、グローブ、患者用モニターなどの製品の輸出が爆発的に増加したという。

また同青書は、中国製医療機器の輸出額が大幅に増加した最も主な原因として、多くの国の産業チェーンやサプライチェーンが大きな痛手を受けたり、停止・中断したりする中で、中国の産業システムが他国に先駆けて通常の操業を再開し、輸出競争における優位性が一層顕在化したことを指摘している。(提供/人民網日本語版・編集/KS)