2021衆院選ながさき 古里の未来、誰に託す 舌戦幕開け各地で気勢

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出陣式で気勢を上げる支持者ら=諫早市内(画像は一部加工)

 「古里の役に立ちたい」「国民目線の政治に変える」-。衆院選が公示された19日、長崎県内4選挙区の立候補者13人が各地で第一声。12日間の舌戦の火ぶたが切られた。

◎長崎1区

 自民新人の初村滝一郎候補は長崎市江戸町の出島表門橋公園からスタート。基幹産業の衰退や人口減など課題を挙げ「放置できない。皆さんの声に寄り添えるのは責任政党である自民党だ」と拳を握った。
 国民民主前職の西岡秀子候補は同市新地町の湊公園で玉木雄一郎党代表らと気勢を上げた。「政治家は信なくば立たず」と強調。「与党では伝えられない切実な声を国政に届ける」と支持を呼び掛けた。
 「弱肉強食の新自由主義から政治を変える」。共産新人の安江綾子候補は同市中心部の鉄橋に立ち、最低賃金の引き上げや憲法改正反対を訴え、「国民の命と暮らしが懸かった選挙」と力を込めた。

◎長崎2区

 立憲民主前職の松平浩一候補は諫早市の選挙事務所駐車場で出陣式に臨んだ。経済を回復させ国民目線の政治に変えていくと主張。「地元を守り、皆さんの生活を豊かにして日本全体を成長させたい」
 自民新人の加藤竜祥候補は同市永昌町の選挙事務所前で「地域が栄える三つの基本は町、人、仕事。投資による基幹産業の振興発展を図っていく。古里に地方創生の光を輝かせたい」と述べた。

◎長崎3区

 無所属新人の山田博司候補は大村市水主町1丁目のホテルで「今回の選挙は上から目線の政治を選ぶか、世襲政治を選ぶか、身近な政治を選ぶかだ。私は身近な政治家だ」と声を張り上げた。
 自民前職の谷川弥一候補は同市のJR大村駅前で、人口減少や九州新幹線長崎ルートの全線フル規格化に触れ「(政治家に)企画立案力や交渉力はあるか、そこに物差しを当てて考えてほしい」と強く求めた。
 立民新人の山田勝彦候補は同市竹松本町の選挙事務所で出陣式。「生活が苦しいと訴える国民が増えている」と指摘し、社会的、経済的に立場の弱い人の力になる政治に「もう変えんば」と訴えた。
 諸派新人の石本啓之候補は東彼川棚町のJR川棚駅前に立ち、大村湾横断橋建設や長崎空港の国際ハブ空港化など独自政策をアピール。石木ダム事業にも触れ「建設により観光の目玉にする」と主張した。

◎長崎4区

 立民新人の末次精一候補は佐世保市俵町の選挙事務所前で始動。「自民党にお灸(きゅう)を据えるか、そして世代交代を果たすかという大事な選挙。もう一押しのところまで来ている」と語り、選挙カーに乗り込んだ。
 自民前職の北村誠吾候補は同市中心部で「地方創生担当大臣として全国を見て回った。古里のため、大臣経験者として役に立ちたい。最後の戦いという思いで戦い抜く」と決意表明した。
 無所属新人の萩原活候補は同市俵町の選挙事務所前でマイクを握り、「ここに若い人がしっかりと住み着き、働いて子どもを育てる。そういう長崎県に、県北にしていきたい」と意気込んだ。
 無所属新人の田中隆治候補は同市万津町の佐世保朝市で声を上げた。世界人口の増加に伴う食料危機に備える必要があるとし、水産資源の確保に向け「全国各地にふ化場を設置する」と政策を掲げた。