中国、ドル建て債40億ドル発行 海外の需要堅調で利回り低水準

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[香港 20日 ロイター] - 中国がドル建て国債を発行し、40億ドルを調達した。ロイターが入手したタームシートで分かった。産業界全体にわたる規制当局の取り締まりや不動産市場問題が続いているにもかかわらず、海外の投資家からの需要が堅調だった。

3年債の発行条件は、同じ年限の米国債利回りのプラス6ベーシスポイント(bp)。5年債はプラス12bp、10年債がプラス23bp、30年債はプラス53bpとなった。条件は当初から大幅に低くなった。関係筋によると、いずれも過去最も小さいスプレッドという。

3年債と10年債はそれぞれ10億ドル、5年債は15億ドル、30年債は5億ドルを調達したという。

応札額は232億ドルと、調達額の約6倍に達した。

統計によると、アジアの銀行は資本規制上の理由で期間が短めの国債を大量に購入。米国勢は期間が長めの国債を購入した。

事情に詳しい関係筋によると、財政省当局者は18日の投資家向け電話会見で、経営危機に陥っている中国不動産開発大手・中国恒大集団がシステミックリスクとはならないことに自信があると述べたという。

財政省からは今のところコメントを得られていない。

また、中国人民銀行(中央銀行)の金融市場担当責任者Zou Lan氏は15日、中国恒大集団の債務問題が金融システムに及ぼす波及効果は制御可能だと述べた。

関係筋によると、投資家は停電の景気への影響を懸念しているものの、中国のファンダメンタルズは依然力強いと確信しているという。

*内容を追加しました。