珍しい!茶そばならぬ「茶うどん」話題に 埼玉・狭山産の茶使用、豚肉やネギなども県産食材にこだわり

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狭山茶を練りこんだ茶うどん「もて茶って狭山茶うどん」=さいたま市大宮区の武蔵うどん店「まるう」

 居酒屋とお茶屋がコラボレーションし、埼玉県産茶を使用した茶そばならぬ「茶うどん」が話題になっている。居酒屋「点ス(ともす)」(さいたま市大宮区)が昼の時間帯に展開する武蔵うどん店「まるう」(同)で18日から提供を始めた。

 5種類の定番メニューに新たに加わったメニューは「もて茶って狭山茶うどん」。県産小麦粉を使用し、練り込むのは、茶の販売・卸業のお茶の田村(蓮田市)の人気商品「もて茶って」シリーズの中の、狭山産の粉末茶を使用。豚肉やネギなども含め、だしに使う乾物以外は県産食材にこだわった。

 商品開発をした国枝拓実料理長(23)は、「茶葉に含まれる成分『タンニン』の影響で麺が硬くなり、材料の配分には苦労した」というが、小麦粉、塩、水、茶の配合の微調整を何度も繰り返し、こしや力強さは残しつつ、小麦粉の風味と茶の爽やかな苦みが感じられる茶うどんを完成させた。白だしのつけ汁との相性も抜群だ。

 コロナ禍の影響で売り上げが一時期9割減まで落ち込んだというが、今年7月から昼と夜が別ブランドの“二毛作店”を展開。ランチ時に県南地域では数少ない武蔵野うどんの店を開店し、徐々に集客にもつながっているという。

 国枝料理長は「茶うどんの商品化はまだ珍しい。県産茶の使用という点でも差別化を図り、広く認知させていきたい」と話している。