〔阿蘇山噴火〕大きな噴石や火砕流を伴う噴火が発生 噴火警戒レベル3(入山規制)に引上げ(10/20)

福岡管区気象台は、20日11:43頃に熊本県の阿蘇山で噴火が発生したとして、噴火速報を発表しました。
また、同気象台は11:48、阿蘇山の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引上げる噴火警報(火口周辺)を発表しました。

■防災上の警戒・注意事項
【警戒】
・火口から概ね2km:噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流
【注意】
・風下側:火山灰、小さな噴石、火山ガス

■対象市町村
熊本県:阿蘇市、高森町、南阿蘇村

◆用語解説
・噴火速報
 2014年9月27日発生の御嶽山噴火災害を受け、登山者や周辺住民等を対象に、火山が噴火したことを端的にいち早く伝え、身を守る行動を取ってもらうため、気象庁が常時観測している各火山を対象に2015年8月4日から運用開始。初めて噴火した場合、また、継続的に噴火している火山でそれまでの規模を上回る噴火を確認した場合に発表される。

・噴火警戒レベル
 火山活動の状況に応じて警戒が必要な範囲や、とるべき防災対応を以下の5段階に区分して発表する指標で、避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる。
・レベル5(避難):危険な居住地域からの避難等が必要。
・レベル4(避難準備):警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難等が必要。
●レベル3(入山規制):登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて災害時要援護者の避難準備等。【現在の阿蘇山の噴火警戒レベル】
・レベル2(火口周辺規制):火口周辺への立入規制等。
・レベル1(活火山であることに留意):状況に応じて火口内への立入規制等。

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