アウトドア系YoutuberのSLOWCAMPです!今回は、ホームセンターのコーナンから販売されている『アルミスキレット』をご紹介します。良いこと尽くめのアルミスキレットの実力を、キャンパーにお馴染みの「ニトスキ(ニトリのスキレット)」と比較しながら検証していきます!
コーナン『アルミスキレット』の商品概要
コーナンと言えば、『コーナンラック』でキャンプ界隈を賑わせたホームセンター。最近では初のキャンプ専門店『キャンプデポ』を大阪にオープンし、キャンプに力を入れています!
そんな「コーナン」のアルミスキレット(17cm/20cm)を今回はレビューします。
コーナンのスキレットはアルミ製で、とにかく驚くほど軽いんです!
さらにお手入れが簡単で、使い始めや料理後のシーズニング不要で洗剤もOK!そして、価格が1,000円以下(税別)!
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オシャレな外観そのままに、鋳鉄製スキレットの欠点を一挙に解決する夢のようなスキレットに出会っちゃいました!
そこで気になってくるのはその使い勝手ですよね。ニトスキと徹底的に比較検証してみます!
【外観・スペック比較】コーナンのアルスキ17cmとニトスキ15cm
コーナンとニトリのそれぞれ大小2サイズのスキレットを用意しました。外観やスペックを見ていきましょう!
まずは小さいサイズから。
【コーナンオリジナルアルミスキレット17cm】
- 価格:798円(税込み877円)
- 材質:アルミニウム合金
- 重量:248g
【ニトリスキレット15cm】
- 価格:454円(税込み499円)
- 材質:鋳鉄
- 重量:673g
コーナンのスキレットは軽い
持ってみてまず驚くのは、コーナンのアルミスキレット(以降アルスキに省略)の軽さです!
実際に手に持ってみると、数値の差以上に軽く感じます。
直径はコーナンのスキレットがやや大きめ
直径はコーナンのアルスキの方が2cm大きいですが、重量はニトスキの約1/3。
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ニトスキ15cmは意外に小さくて用途が限られていましたが、アルスキ17cmは一回り大きくソロでも重宝しそう!
形状や質感の違い
コーナンのアルスキ表面には細かい凸凹があって、ニトスキとは質感が違います。
ニトスキには左右に2箇所の注ぎ口が付いています。対してコーナンのアルスキには付いておらず、まん丸です。
全体的にコーナンのアルスキの方が薄く作られていて、特に持ち手はニトスキと比べるとかなり薄く感じます。
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アルスキの持ち手は、薄いものの丸みを帯びた形状。
しっかりと手にフィットして持ちやすいです!
素材は強度の高いアルミダイカスト製
アルミと言えば「柔らかくて曲がりやすい」イメージがありますね。でも、アルミスキレットはアルミダイカスト製で強度も強く、急激な温度差により割れたりすることもありません。
【外観・スペック比較】コーナンのアルスキ20cmとニトスキ19cm
続いて、大きいサイズのスキレットを見比べてみましょう!
【コーナンオリジナルアルミスキレット20cm】
- 価格:980円(税込み1,078円)
- 材質:アルミニウム合金
- 重量:340g
ニトリスキレット19cm
- 価格:681円(税込み749円)
- 材質:鋳鉄
- 重量:1,240g
サイズはなぜか同じ!?
コーナン・アルスキ20cm、ニトスキ19cmのはずが、実際に測ってみるとどちらも20cmでした!
コーナン・アルスキの重量はなんとニトスキの1/4
サイズはほぼ同じなのに、アルスキの重さはニトスキのほぼ1/4!
衝撃の軽さです。
20cmのサイズがあればサイドディッシュも同時調理できて色々使い勝手が良いですが、ニトスキ19cmは1kg超えでズッシリ。キャンプに連れて行くにはやっぱり重すぎです(汗)。
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その重さ故にニトスキはお蔵入りしてませんか?(少なくとも我が家はそうです(笑))
アルスキなら350mlの缶ビール1本分とほぼ同じ重量。女性でも鍋振りだってできちゃいます!
コーナンのアルスキはスタッキング性も◎
同メーカーのスキレットをそれぞれ大小サイズでスタッキングしてみると、ニトスキは持ち手が浮いてしまいました。
一方アルスキはさすがです!ほとんどフラットにスタッキングできました。
セリアの食器バンドで留めると、バラけずスッキリと収納可能です!
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ニトスキでやると、油でベトベトになっちゃいますのでご注意ください。
コーナンのアルスキとニトスキを実際に使って熱伝導&保温性を比較!
それぞれ大きいサイズのスキレットを使って、水が沸騰するまでの時間と保温の時間を比較検証します。
検証実験の条件
- 水量:常温の水を500mlを使用
- 水温:22℃
- 室温:25℃前後
熱伝導検証
まずは沸騰するまでの時間を検証していきます。同じ火力(中火程度)になるように調整してスタート!
50℃到達時。
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50℃時点ではアルスキが優勢!
80℃到達時。
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アルスキ、早いですね!
泡の立ち方が全体に広がっていて、温度ムラが少ないことがわかります。
沸点(97℃)到達時。
沸点到達までの時間は、コーナンのアルスキが6分57秒、ニトスキが7分38秒で、コーナンのアルスキの方が熱伝導が良いという結果になりました!
保温性検証
沸騰した状態から保温性の検証を継続します。コンロの火を止めて、温度の低下速度を比較してみましょう!
5分おきに計6回計測した結果……、
30分後の温度差はわずか1.6℃。
高い保温性は鋳鉄製の特権であると考えていましたが、アルミ製でもほぼ同程度の性能を発揮しておりました。
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もはや鋳鉄製スキレットの立場危うし!
コーナン・アルスキとニトスキでトースター性能を比較
トースターがなくても、スキレットがあればキャンプで簡単に食パンを焼くことができちゃいますね。
アルスキとニトスキで食パンを焼いてみましょう!
20cmサイズのスキレットに四角い食パンが丁度良くフィットします。
やはり熱伝導検証で勝利したアルスキの方が早く焼き上がりました。
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焼きムラもなく、こんがりといい感じ!
少し遅れて、ニトスキの食パンも焼けました。アルスキの焼き目が全体に広がっているのに対して、ニトスキは中心に寄っています。
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どちらも内側モチモチ、外側サクサクでおいしく頂きました!
コーナンのアルスキとニトスキのメンテナンス比較
最後に、メンテナンス比較です。アルスキとニトスキの大きな違いに注目です!
ニトスキのメンテナンス
- 使用後はすぐにお湯とスポンジで洗う(洗剤NG)。
- 水分を飛ばすため、火にかけて乾かす。
- 熱いうちに油を全体に薄く塗る。
やることは難しくないものの、使用する度に手入れが必要なのはちょっと面倒に感じてしまいますよね。もちろん購入時はシーズニングも必要です。
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これが我が家のお蔵入りの理由その②です。
アルスキのメンテナンス
1. スポンジで洗う(洗剤OK!)。
はい、たったこれだけ。
購入時のシーズニングも不要です。要は普通のフライパンと同じ扱いでOKなんです!
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水が残っても錆びないので、そのまま水切りネットに入れて自然乾燥できちゃいます!
6時間放置で錆びないか検証
「でも本当に錆びないの?」ってやっぱり気になりますよね?それぞれ水分が残った状態でしばらく放置してみました。
6時間後の結果は……、
ニトスキは見事に錆びてしまっていますが、アルスキは何も変化なし。
「もうアルスキでいいんじゃない?」とまで言わしめるこの決定的な違い!
鋳鉄製スキレットはしっかり手入れをすることで味が出て、「育てる」楽しみがあると言われれば確かにそうですが、「手入れにかかる手間」>「育てる喜び」にどうしてもなっちゃうんですよね(え?私だけ?)
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もうニトスキには戻れない(笑)
耐久性の検証はこれから!
良いこと尽くめのアルミスキレットですが、今回の動画で検証できていない重要な項目があります。それは耐久性です。
鋳鉄製スキレットはしっかりお手入れすれば何年も使い込むことができますが、果たしてアルミ製スキレットはどうでしょう?
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今後キャンプで実戦投入して、確かめてみたいと思います!
コーナン「アルミスキレット」は性能◎で手間ナシの超優秀スキレットだった!
コーナンの「アルミスキレット」とニトリのスキレット「ニトスキ」を比較してきました。耐久性については検証できていないものの、申し分ない性能面や、軽さ、メンテナンスの楽さを考慮すると鋳鉄製に引けを取らない(むしろ勝っている!?)優秀ギアでした。
こちらの記事で紹介した内容は、動画でより詳しく見ることができます!ぜひチェックしてくださいね。