8歳のジョージ王子、気候変動を勉強中 温暖化が「嵐、洪水、干ばつ、火事」をもたらすと理解

イギリスのジョージ王子が、気候変動について学んでいるそうだ。祖父のチャールズ皇太子が明かしたところによると、ウィリアム王子とキャサリン妃の長男である8歳のジョージ王子は、地球温暖化が「嵐、洪水、干ばつ、火事」といった問題をもたらしていることを理解し始めているという。

環境保護に熱心なチャールズ皇太子は、子供向けドキュメンタリー番組『COP26:イン・ユア・ハンズ』の中で、こう語っている。「私は孫がいるほど、年をとっています」「あなた達のように、彼は気候変動がどのようにして世界中で大きな嵐や洪水、干ばつ、火事、食料不足を起こしているのかを学んでいます」

また気候変動の影響を意識し始めたのはジョージ王子ほど早くはなかったと認めるものの、長年環境保護活動を続けてきたとして「私が彼の年齢の頃は、人々は私達がもたらしているダメージに気付いていませんでした。10代になって、私達が地球の汚染を止めなければ、とても危険な未来に直面することが分かってきました」「ですから、私は人生の多くの部分を費やし、自然が被害を被るのではなく健康に育つ方法をとらなければならないと警告を発してきたのです」と続けた。

また視聴者は地球の未来に向けて「重要な役割」を担っているとして「私達は、自然から取るばかりでなく、戻す必要があることを忘れています。このことにおいて、あなた方は重要な役割を担っています」「彼らの声は大切ですし、あなたの声もです。あなたの未来は、この星の未来にかかっています」と訴えた。

同ドキュメンタリー番組は、今月31日から11月12日にかけてスコットランドのグラスゴーで開催される第26回国連気候変動枠組条約締約国会議に先駆けて公開された。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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